オススメ!少し高くても効果は絶大のPMR法

PMR法とは?

PMR法とは吸引法を応用した手術法で、わきに小さな穴を開けて汗腺を抜き取るわきが治療です。
PMR法は「キズが小さく確実な治療法」として、大学病院でも近年注目を集めています。
そのカギとなるのは汗腺を吸引する方法ですが、器具を差し込む小さな穴は4mm程度のものです。
切開する箇所は個人差があり、1ヶ所~2カ所とされています。
わきがのニオイを発する広さは、その人の脇毛の広さに比例すると言われているので、男性など毛の範囲が広い場合は、2カ所になる可能性が高いでしょう。

手術には特殊な吸引器具を使用

手術の方法は、まず、わきの下に麻酔をしてから、わきがの原因となるアポクリン汗腺やエクリン汗腺を吸引します。
さらに、SCカニューレと呼ばれる特殊な吸引器具を皮下に挿入し、吸引法だけでは取り切れなかったアポクリン汗腺とエクリン汗腺を徹底的に除去することで、わきがのニオイを消します。
SCカニューレの先は男性が髭剃りに使用する電動シェーバーのような仕組みになっており、皮膚組織にはダメージを与えず、最低限の出血量で手術ができるのが特徴です。

ダウンタイムは約1週間

PMR法は体への負担も少ないことから、剪除法など大きな切開を施す治療に比べて大幅にダウンタイムが短く、わきを濡らさなければ、翌日からシャワーが可能です。
また、日常生活にも支障がなく、重い荷物を持ったり、手をあげたりしなければ、仕事や学校にも問題なく通えるのです。
術後の圧迫帯による固定は、1週間後ほどで外せるでしょう。
この時、経過が良ければ抜糸も行います。

メリット

PMR法のメリットは、何といっても他の施術に比べて術後の回復が早く傷跡が小さくて済むというところです。
さらに、2大汗腺であるアポクリン汗腺とエクリン汗腺のどちらも除去するので、ニオイ、汗、黄ばみを1度の治療で完治。
再発する恐れがほとんどありません。
また、わきがだけでなく、わき毛の永久脱毛の効果がありますので、女性にとっては嬉しい術式と言えるでしょう。

デメリット

PRM法で使用する特殊な医療器具はコントロールが難しく、有効なレベルまで汗腺類を削り取れない場合や、逆に汗腺類を削り取りすぎて皮膚壊死を起こすケースもあります。
医師の技術によって効果が左右されますので、クリニック選びは慎重に行いましょう。
また、保険が適応されていないので、治療費には、およそ30万かかります。