こんな人はわきが治療を受けた方がいい

家族にわきがの人がいれば要注意

自分がわきがなのかどうかよくわからないという人もいるでしょう。
もしわきがが気になるようであれば、家族にわきがの人がいないかどうか確かめましょう。
もしわきがの人がいれば、自分もわきがになりやすいと思ったほうがいいです。
わきがは優性遺伝といわれているからです。
片方の親だけでもわきがなら、50%程度の確率で遺伝します。
両親ともわきがの場合、ほぼ自分もわきがになると思うべきです。
両親はそうでなくても祖父母からの隔世遺伝の可能性があるので注意しましょう。

衣服のわきの部分をチェック

着用した衣服のわきの部分をチェックしてみてください。
もし黄ばんでいるようであれば、わきがになっている可能性が高いので治療がおすすめです。
黄ばみはアポクリン腺から出ているたんぱく質や脂質などの成分だからです。
特に白い服を着ると目立つので、脱いだ時にチェックしてみるといいです。
またわきの下に白い粉がついている方も治療を受けたほうがいいかもしれません。
これもアポクリン腺から出た分泌物が結晶化している可能性が高いからです。
わきがを発症している可能性が高いので、気になる人は一度医療機関を受診してみるといいです。

ガーゼテストをしてみよう

自分のわきがの程度を知る方法として、ガーゼテストがあります。
やり方は簡単で、ガーゼをわきの下で挟んで数分間汗ばむくらいの軽い運動をします。
この時ガーゼが臭うかどうか確かめます。
もし鼻を近づけなくても、手に持った段階で臭いが気になるようであれば、中度から重度のわきがになっている可能性が高いです。
この場合、速やかに医療機関を受診するのがおすすめです。

多汗症との関係について

汗っかきの方で手足に大量の汗をかく人は注意が必要です。
特に手から滴るほどに汗をかく、しばらく外出していると靴下がかなり濡れている人は多汗症にかかっている可能性が高いです。
実は多汗症とわきがには密接な関連性があると言われています。
つまり多汗症に心当たりのある人は、わきがを発症している可能性が高いです。
運転しているときにハンドルが滑るくらいに汗をかくような状態であれば、一度医療機関を受診してみるといいでしょう。

臭いの気になる人も受診を

中には自分の体臭が気になって仕方のない人も一度受診してみるといいでしょう。
自分の体臭で周囲に迷惑をかけていないか、人と距離をとってしまう人も注意が必要です。
自臭症といって、「自分が臭い」という思い込みの可能性もあります。
これも医療機関で受診すれば、本当に臭っているか確認できるので専門家に相談してみることです。