わきがが軽い人でも手術ってした方がいい?

医師に相談しましょう

一般的に軽度のわきがは鼻を近づけないと分からないくらいだと言われていますが、ニオイの感じ方は人それぞれです。
中には体臭を気にするあまり、電車やエレベーターなど密閉された空間に入るのをためらう人もいるでしょう。
そうした悩みは医師に相談するのが1番です。
軽度でも手術した方がいいと判断されることもありますし、注射で様子を見ることもあります。
また、手術が必要な場合でも保険診療で行えるものから、自由診療のものまで様々ですので、こちらも医師と相談して決めるとよいでしょう。

ボトックス注射なら気軽にできます

軽度のわきがにはボトックス注射を勧められることが多いようです。
ボトックス注射とはボツリヌス菌から抽出されたタンパク質の1種で、汗を分泌する汗腺の活動を抑える働きがあります。
ボトックス注射のメリットは、手術とは違うためダウンタイムがないことです。
施術時間も5分と気軽に受けられるので、軽度のわきが治療として人気があります。
ただし、ボトックス注射は汗腺を除去するものではなく、あくまで働きを抑えるだけなので定期的な治療が必要です。
効果は6カ月程度ですが、1年くらいニオイが気にならないという人もおり、個人差があります。

ニオイが気になるなら切らない治療法

わきがのニオイは自分で気にしているほど、周囲は気が付かない場合もありますし、その反対もあります。
わきがのレベルチェックで軽度と判断されても、気になる場合はマイクロ(電磁)波などを使った切らない治療法がおすすめです。
切らない治療法は体にメスを入れることがないので、ダウンタイムが短く体の負担をかけずに済むというメリットがあります。
デメリットとしては自由診療になるので治療費が高額になることです。
しかし、軽度のわきがなら1度の治療で終わることがほとんどですし、長年の悩みから解放されると思うとメリットの方が大きいと言えるでしょう。

殺菌力のある石鹸でニオイを軽減できます

軽度のわきがの場合は、殺菌力のある石鹸でわきを洗うことでニオイを抑えることもできます。
最近ではドラッグストアなどでもわきが対策の石鹸が多く販売されており、気になっている人もいるでしょう。
中でも、ミョウバン入りの石鹸がおすすめです。
ミョウバンは細菌の繁殖を抑える働きがあり、殺菌・消臭に役立ちます。
そのほかにも、柿タンニンや茶カテキンも抗菌効果があるので体臭予防に期待できるでしょう。