わきが治療で何を重視するか
皮膚をメスで切るわきが治療と、切らないわきが治療のどちらを選ぶかは、自分がわきが治療で何を重視するかによります。
たとえば、重度のわきがでとにかくアポクリン汗腺をきれいに取り除きたい、できるだけ体への負担を減らしたい、忙しいスケジュールでも受けられる方法がいいなどです。
それぞれの希望によって適切なわきが治療が存在し、自分に合った方法を選ぶのが一番なのです。
そのため、メスを使う方法と使わない方法のどちらがいいかは、一概には言い切れないでしょう。
確実にわきがを完治させたいなら
わきがの症状がひどい、またとにかく確実にわきがを完治させたいという人は、やはりメスを使ってアポクリン汗腺を除去する方法が向いています。
皮べん法やクワドラカット法などいくつかの方法がありますが、いずれもアポクリン汗腺そのものをなくす方法であるため、効果は高いです。
また皮べん法やクワドラカット法なら、傷口に関しても数mm~数cm程度で済み、ワキのしわに沿って切開することから、目立ちにくく安心です。
ただし、外科手術であることから痛みや腫れが生じるリスクも高く、傷が治るまでのダウンタイムも長いため、スケジュールに余裕がある場合におすすめな方法です。
少しでも体への負担を減らしたいなら
わきが治療の方法の中で、痛みや傷ができるだけ少ない方が体への負担が少ないことは明白です。
上記にあげた外科手術では、どうしても痛みや傷のリスクがありますが、メスを使わないわきが治療の方法ならそれらのリスクはほぼ心配ありません。
医療レーザーやミラドライ、ウルセラドライやビューホットなど、メスを使わない方法はいろいろあります。
皮膚の上から汗腺組織に働きかける仕組みであり、ダウンタイムはほぼなく翌日から普段通りの生活を送ることもできるのです。
しかし、メスを使わない方法ではアポクリン汗腺を直接除去するのではなく、外側から汗腺を破壊する方法であるため、切開する方法より確実性は多少劣ります。
比較的わきがの症状が軽い人、とりあえずニオイが軽減できればいいという人に向いている治療方法です。
費用についてもチェックしよう
わきが治療で気になるポイントの1つが、費用ではないでしょうか。
わきが治療では、保険適用のものと適用外のものがあり、自己負担額が大幅に変わります。
保険適用となるのは、メスを使う手術の中でも皮膚切除法や皮べん法です。
クワドラカット法およびメスを使わない方法は、すべて保険適用を受けることができないのです。
わきが治療で保険適用外の方法では、自己負担額は数十万単位となってしまいますが、ダウンタイムの少なさや通院回数の少なさなどメリットはあります。
効果を取るか負担の少なさを取るか安さを取るかで、わきが治療の方法の選び方は変わってくるでしょう。