わきがが重い人におすすめの治療方法は?

わきががの重い人の特徴とは

わきがが重いと感じる人は、まずはその特徴を知る必要があります。
日本人の約10~15%はわきがだと言われており、その臭いの強さは人それぞれです。
クリニックなどで行われるレベルチェック(ガーゼチェック)では、鼻を近づけると臭いがする「軽度」、少し離れたところで臭いがする「中程度」、離れた場所でも臭いがする「重度」と判断されます。
また、わきがになりやすい人の特徴としては、アポクリン汗腺の数や活動量の多さ、大きさなどが挙げられており、重度になるほどその特徴が強くなると考えられているのです。
ほかにも、毛穴が多い人は臭いの元となる汗の量が増えるため、わきがが強くなる傾向にあります。

わきがが重い人には外科手術がおすすめです

わきがの臭いを強くする原因の1つに、アポクリン汗腺の多さや大きさがあります。
皮べん法や剪除法など外科手術は医師が目視でアポクリン汗腺を除去するため確実性が高く、わきがが重い人におすすめです。
そのほかにも、わきの下を4~5ミリほど切開して特殊な器具を差し込み、アポクリン汗腺を吸い取るクワドラカット法もよいでしょう。
こちらは医師の経験と技術によって効果が左右されますが、皮べん法と同じく臭いの元となる汗腺が無くなるので、重度のわきがの人に向いています。

切らない治療法も高い効果が期待できます

外科手術による治療法は確実性が高い反面、ダウンタイムの長さや傷跡が残るというデメリットもあります。
そこで注目されているのが、マイクロ(電磁)波などを使ってアポクリン汗腺を焼去する「切らない治療法」です。
近年では、マイクロ(電磁)波のほかにも様ざまな方法でアポクリン汗腺にアプローチできる治療法が増えており、中でも「超音波療法」や「高周波療法」は、わきが治療と多汗症治療の両方ができます。
汗の量が減れば必然的に臭いも抑えることができるため、重度のわきが治療に期待できるでしょう。

わきが対策によって、レベルを下げることが可能です

わきがの原因とされるアポクリン汗腺ですが、実はこの汗腺自体は無臭だと聞きます。
ではなぜ臭いがするかというと、アポクリン汗腺から汗と一緒に分泌される皮脂や老廃物をエサにして皮膚に存在している細菌が増えるからです。
この細菌が分解されることによってわきが独特の臭いを発生させています。
つまり、わきに常在している細菌を減らすことでわきがの臭いを軽減できるというわけです。
最新のデオドラント商品には、汗を抑える制汗作用や殺菌力が優れているものが揃っているので、わきがの重い人は対策に取り入れてください。