わきが治療の痛みについて解説
超音波法とは皮膚を数cmだけカットし、アポクリン腺を含む皮下組織を超音波の熱で焼くという方法です。専門用語が多くなり、少し不安を覚えた方も多いかもしれません。しかし、アポクリン腺を含む皮下組織を焼くとは言っても、患者の方の負担が大きいということではありません。むしろ超音波を使った方法となるので、的確にアポクリン腺を除去し、わきがの原因をしっかりブロックすることができる方法となっています。また、脇の毛を残すこともできるということで、女性だけではなく男性からも人気を集めている方法です。他の治療方法の場合は脇の毛を処理しなくてはならないのですが、超音波法の場合は超音波なので脇の毛にも干渉しません。それも多くの人が選んでいる理由だと言えるでしょう。
皮べん法はわきが治療でも一般的な方法として知られ、皮膚を切除することで原因を除去する方法となります。わきがの原因となっているものの多くは、アポクリン腺だと言われています。このアポクリン腺から体液が分泌され、それが皮膚などの上に出てくると反応し、わきが特有の匂いになるのです。つまり、アポクリン腺を除去すればわきがの治療はおこなえるということです。皮べん法は5cmほど皮膚を切開し、アポクリン腺を除去する方法となります。そのため、医師の技術がとても重要となり、場合によっては入院が必要となる場合もあります。他の最先端治療に比べるても患者の方の負担は大きいです。ただ、実績や経験を持つ医師も多いので、比較的安心して治療してもらうことができる方法となります。保険適用も可能な場合があるので、病院・クリニックごとにしっかりカウンセリングして決めていきましょう。
クワドラカット法というのは、4ｍｍ程度のダブルカミューレという器具を活用し、匂いの原因を除去する方法です。傷跡を最小限に抑えることができ、なおかつ匂いの取り残しや再発も防止できる方法として注目されています。そのため、近年はわきが治療でクワドラカット法を利用する方が多く、その実績や経験を積んでいる医師も多いです。まだまだ新しい治療方法ということもあって浸透していないのですが、それでも積極的に導入している病院・クリニックは増加しています。クワドラカット法のように最先端の機材を利用する場合自由診療となるので、その点だけは注意が必要となります。ただ、仕上がりが綺麗になるので若い人から支持されています。子供から大人まで利用できる方法なので、まずは医師とカウンセリングを進めてみてください。
わきが治療において、近年注目されているのがミラドライ法です。この方法はマイクロウェーブと呼ばれる電磁波を皮膚に照射することにより、アポクリン腺の機能を抑止するという最新の方法となります。皮膚に電磁波を照射するだけなので、患者の負担を最小限に抑えられるだけではなく、よりアポクリン腺の働きを抑止する効果もあります。そのため、気になるわきが特有の匂いも発生させにくくすることができるのです。この方法を利用すれば、より従来のように皮膚を切除する必要もないですし、注射する必要もありません。患者の方によっては手術や施術に不安を抱いている方も多いので、そういう方でも利用しやすい方法だと言えるのではないでしょうか。ただ、実施している病院やクリニックがそこまで多くないので、提供しているところを調べてから受診する必要があります